事業プログラム

岩谷国際奨学生 友の会 第5回 台湾支部会 開催

岩谷国際奨学生 友の会 第5回 台湾支部会 開催

2017年10月28日(土) 16:00~20:30 於:台北國賓大飯店

10月28日、少しずつ秋めいてきた台北の國賓大飯店(アンバサダーホテル)において、4年ぶり5回目となる岩谷国際奨学生友の会「台湾支部会」が開催された。台湾全土から集まった奨学生OB・OG 17名と、この日のために日本から帰国した4名の奨学生OB・OG、ご家族の参加13名、台湾岩谷股有限公司より宇都史紀総経理夫妻をはじめ8名の参加を得て、財団職員4名を含め総勢46名が一堂に会した。

会議の部

台北國賓大飯店2階「四春園」にて、午後3時半から受付を開始。4年ぶりの開催を楽しみにしていたOB・OGたちは三々五々、会場に到着され、和やかに談笑しながら開始までの時を過ごしていた。 午後4時、岩谷国際奨学生友の会「台湾支部会」開会。冒頭、芳賀常務理事・事務局長から開会の挨拶と、同行していた財団職員3名の紹介があった。
続いて、財団の現況について芳賀常務理事・事務局長がスクリーンで説明。財団が奨学事業を開始した1975年以降、2017年度までに奨学金を支給した学生は409名、その内、台湾出身者の人数は中国、韓国に次いで第3位の53名であること、そして今でも40名ものOB・OGと連絡が取れる良好な関係を維持している(把握率77.4%は全対象国の中でモンゴルに次いで第2位)ことなどを報告した。
次に、台湾岩谷股有限公司の宇都史紀総経理より、同社の事業紹介が行われた。
続いて芳賀常務理事・事務局長より、これからの友の会では「科学技術に関する国際交流」を図り「真の国際的な相互理解の促進」を果たすための活動を行っていく旨の説明があり、それを受けて、今後の台湾支部会の運営について意見交換を行った。財団が主催する台湾支部会は数年に一度の開催となることから、これまでは台湾在住者のみで独自に支部会を企画してきたが、なかなか実現に至らなかったこと、その理由の一つが世代間のギャップであり、全体を一つにまとめていくことが難しかった等の意見が出た。これらの意見を元に、今後は各世代毎に代表者を決めて連絡を取り合い、各世代の意見を集約して支部会の企画を立案していくことなどが決定された。この日に決定した各世代の代表者は次の通り。楊逸詠氏(第4回:1978年)、張憲彰氏(第13回:1987年)、林靜怡氏(第38回:2012年)。

懇親パーティーの部

会議の部を終えて10分間の休憩の後、同じく2階「四春園」で懇親パーティーが行われた。まず楊逸詠氏からの挨拶に続いて、荘銘城氏(第3回:1977年)による、声高らかな乾杯によりパーティーがスタートした。

食事を楽しみながら、21名の奨学生OB・OG全員が一人ずつ順番にステージに立ち、近況を報告し合った。長年取り組んでいる研究テーマについて語る方や、現在の職業について語る方、家族のことを話される方など、短い持ち時間ではあったが、一人ひとりの思いが一杯詰まった楽しい報告会となった。
パーティー終盤には、サプライズ企画として、出席者の中で当月に誕生日を迎える鄭憲鴻氏(第21回:1995年)、陳秋蓉さん(第17回:1991年)、黄坤賢氏(第38回:2012年)の3名に芳賀常務理事・事務局長から花束を贈呈した。さらに、第2のサプライズ企画として、新婚の李旭薫氏夫妻と台湾岩谷の陳怡延さんへそれぞれお祝いの花束を贈呈し、会場は大きな拍手に包まれた。
そして許文星氏(第5回:1979年)による中締めのご挨拶のあと、楊逸詠氏から財団職員に素敵なお土産をいただき、芳賀常務理事・事務局長から出席者に御礼を申し上げ、4年ぶりの台湾支部会は盛会裏に閉会となった。
終宴後には全員で記念撮影を行い、名残を惜しみつつ、次回の再開を約して解散した。

懇親会の冒頭にご挨拶する楊逸詠氏(第4 回:1978年)
声高らかな乾杯の挨拶は荘銘城氏(第3回:1977年)
名残を惜しみつつ中締めの挨拶は許文星氏(第5回:1979年)
次回の再開を約して全員で記念撮影